弁慶の硯石

2009年12月14日

稲美町の加古八幡神社に

「弁慶の硯石」

と伝えられる石造物があります。


弁慶の硯石


縦横約1.6×2.5メートルほどの平たい石です

浅く平らに掘られた形が習字に使う硯にも見えることから

こんなでっかい硯を使えるのは

豪力で知られた弁慶しかいないだろうということで

弁慶の硯石と名付けられたようです。


最近の調査で・・・

「加古」を開発した三人(澤才兵衛 沼田喜兵治 本岡治兵衛)を

顕彰する碑をつくる途中で断念したものだとわかりました。


未完成の顕彰碑





「加古」はもともと水が無かったため荒蕪の地でした。
江戸時代の万治四年(1661)に上記の三人が開発を進めて人々が定住しました。
その功績をたたえるために顕彰碑を建てようと計画しましたが
宝暦二年(1752)に発起人の一人が死亡したことなどから
碑板も碑文も準備されていましたが話は沙汰止みとなって碑板だけが残されたのです。

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この記事へのコメント
こんにちは~。
確か、書写山で”弁慶の硯石”を拝観したような記憶が・・・
(幼少の頃、腕白過ぎて書写山に連れて来られたそうです)
大きければ=弁慶、って発想でしょうか ??(゜Q。)??
Posted by ままごと at 2009年12月15日 10:41
■ ままごと さん

播州では不思議なもの・大きいもの
なんでも弁慶が関係したように言われてますね。

寸倍石(ずんばいいし)なんか加古川市内に、二・三個あるみたいですし・・・

又機会があれば紹介します。
Posted by おっとしぃ at 2009年12月16日 12:05
「弁慶の硯石」の写真、とてもいいですね。
光線の具合、落葉が石にかかっている様子など、
あの石を撮影するには、この季節、この時間帯が
最高だと思います。

また、側面からの写真には、後方に
加古神社の社殿と狛犬がわずかに見えています。
これも、あの境内を知っている者にとっては
うれしいオマケです。

東播磨の石といえば、〝石の宝殿〟が有名ですが、
津本陽の自伝風エッセイ集『過ぎてきた日々』(角川文庫)
に次のような部分があります。

「大阪駅から山陽本線の普通列車に乗った私が、宝殿という
駅で下車したのは、頭上から烈日が照りつけている
昼下りであった。駅前から眺めると、抗火石を切りだして
いる山が見えた。(中略)
駅にはバスもタクシーもなかった。(中略)
あきらめて歩き出した。(中略)
五分ほど歩くうち、シャツは肌に貼りつき、
ズボンは濡れ雑巾のようになった。」

昭和二十年代前半のある夏の午後、
大阪の会社に勤めていた津本陽は
上司の指示で、抗火石を切り出す業者の家を
訪問したのです。
私はまだ生まれていませんが、駅から竜山の
採石場に向かって歩く様子が手にとるように
わかります。すごいと思いませんか?
Posted by セブン・ハウシィーズ・ダンディ at 2009年12月18日 10:45
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